放送向けラウドネス測定

放送向けラウドネス測定

ラウドネス測定、つまり音量をピークではなくラウドネスをベースに平準化するという考え方は、 放送やマスタリングにおいて最も重要なトピックの一つです。それはオーディオ制作や配信において根本的な変化をもたらしました。

これまでのピーク・ノーマライゼーションによる音量調整は、番組間やチャンネル間で明らかに分かる聴覚上の音量の違いを生み出していました。 視聴者はころころと変わる音量に常にさらされていました。

従来のピーク・レベル調整におけるマイナス・ポイントは、皆が極度にリミッターを適用して最大のラウドネスを得ようとしてしまうという点にありました。 これによりオーディオ・信号のダイナミクスは非常に狭くなり、音質の劣化も甚だしいものとなりました(俗に「ラウドネス戦争」と呼ばれるものです)。

2011年、EBUはR128勧告を発行しました。これは、計測やノーマライズに関して新しい方法を定義するもので、オープンで国際標準の、 ラウドネスおよびトゥルーピークを計測するプログラムであるITU-R BS.1770をベースにしています。これにより、計測単位としてLU(Loudness Unit) およびLUFS(Loudness Units, referenced to Full Scale)が導入されました。

放送向けラウドネス測定 放送向けラウドネス測定

SEQUOIAは、ラウドネス計測機能と合わせて、トゥルーピーク測定(ITU-R BS.1770-3準拠)を導入しています。 シグナルを四倍にオーバーサンプリングして、サンプル間のピークが表示されます。トゥルーピークを検出することにより、 「隠れた」ピークが再構成された場合やシグナルが処理された際に、アナログのプレイバックにクリップが発生しないことを担保します。

SEQUOIAは、さらにラウドネス処理について便利なツール・セットを提供します:

  • EBU R128/ITU-R BS.1771準拠のラウドネス・ノーマライゼーション
  • ラウドネス・レンジ(LRA)によるノーマライゼーション
  • データベース・オーディオ・エクスポート用のラウドネス・ノーマリゼーション
  • DAVID DigASおよびSCISYS dira! Highlanderデータベース用の自動ラウドネス・ノーマライズ機能

SEQUOIAには、LC1プラグインのデモ版が付属します。これはルンドフンクテクニック(IRT)により開発された、世界で最初にラウドネスおよびラウドネス・レンジ(LRA)をリアルタイムに補正できるようにしたプラグインです。

SEQUOIAの導入に関して、実演デモ等承ります。
お気軽にお問い合わせください。