新しい機能 V13

ラウドネス

LOUDNESS
この機能は Effectsメニュー>Amplitude>Loudness normalization から呼び出すことができ、従来のラウドネス調整機能に置き換わるものです。 本機能によりEBU R128 / ITU-R BS.1770/ITU-R BS.1771に準拠してオーディオ・オブジェクトやファイルをノーマライズすることができます。
ダイナミック・リミッティングは、Loudness normalization(ラウドネス・ノーマライゼーション)ダイアログの一部で、オーディオ素材の中でラウドネス値のばらつきを平均化するためにオブジェクトのリミッティングを有効にします。
ラウドネス・ノーマライゼーションは、Editメニューにあるバッチ処理機能により一括処理することができます。これにより多数のファイルをターゲット・ラウドネス値に自動的に調整することができます。
この機能は Editメニューにあり、プロジェクト全体または指定した範囲のラウドネス値を検出します。検出された値は、テキストダイアログに表示されます。 このダイアログには、Correct program loudness with master volume(マスター・ボリュームでプログラム・ラウドネスを補正)オプションがあり、ステレオ・マスターまたはサラウンド・マスターを使用してボリュームを調整することを可能にします。
「監視フォルダ」として特定のフォルダを指定し、そのフォルダに何らかのファイルが追加されると自動的に(例えばラウドネス・ノーマライゼーション)処理を適用することができます。 バッチ処理はコマンドライン経由でもアクセスできます。
VSTエフェクトにLC1のデモ版が用意されています。LC1は、IRT(Institut for Rundfunktechnik)との協業により開発された、ラウドネスおよびラウドネス・レンジ(LRA)をリアルタイムに調整できる世界初のプラグインです。 デモ版では、30秒毎に微細なノイズが付加されます。
LC1についての詳細はこちらをご覧ください。

True Peak Limiter for sMAX11

この機能はsMax11の機能拡張で、ITU-R BS.1770に準拠したTrue Peak機能を提供します。これにより、インターサンプル・ピークを考慮してシグナルがリミッティングされ、オーディオ素材がアナログ出力に復元されるさいにクリップや歪みが生じることを抑えることができます。

FileManager

この機能は選択したすべてのファイルのラウドネス値を検出し、Sequoiaに表示します。ファイルマネージャー上で対象となるファイルを右クリックして呼び出すことができます。
検出されたラウドネス値とその履歴は、Loudness meterウィンドウに表示されます。

LoudnessDisplay

コンパクト表示では、EBU R128に準拠したラウドネス値が表示され、ターゲット値に対して上回ったり下回ったりする動きをカラーで表現します。この表示モードは、Loudness settings にて有効化することができます。

DatabaseExport

DAVID DigASおよびSCISYS dira! Highlanderデータベースへのステレオ・オーディオの書き出しの際に自動的にラウドネス・ノーマライゼーションを適用することができます。
Loudness欄で、ファイルマネージャー上でのラウドネス値解析や、トラック・バウンス、データベース・エクスポートに関する設定を調整することが出来ます。 また、XMLプロトコルでラウドネス値を保存する際のオプションを選択することもできます。XMLファイルはオーディオファイルのように名付けられますがステレオおよびサラウンド・ストリームを別データとして格納します。保存中にEBU Tech 3285準拠のBWFファイルとしてラウドネス値が書き込まれます。

XMLファイル

XML Files
  • XMLファイルに新しい構造を採用/UTF-8のサポート
  • “Silence”“Dynamic Too High”“Too Quiet”といったクオリティに関するパラメータがFile.error.xmlに保存されます。
  • XMLファイルの生成時に、例えばfile.wav.xmlやfile.mp3.xmlといった具合にオーディオフォーマットを含めて名前を付けることにより、同じファイル名で異なるオーディオフォーマットについてデータを上書きしてしまうリスクを回避します。
  • XML用のXSLインタープリテーション・ファイルは “%ProgramData%\MAGIX\Sequoia\fxpreset\Visualization\XSLT” に保存され、ラウドネス値やPPM、品質基準などの値が格納されます。

BWF(Broadcast Wave Files)

でのISRCのインポート/エクスポート
  • EBU Tech 3352準拠のBWFエクスポート
  • エクスポート時に“Each CD track in a file”を指定することによりISRCをWAVファイルエクスポート時に書き込むことができます。
  • Broadcast Wave Managerにて、WAVファイルのISRC情報を表示および編集することができます。
  • マスタリング・プロジェクトにWAVファイルを読み込む際に“Set track indices on Object Edges”機能により、それぞれのISRC情報を含むCDインデックスが自動的にセットされます。 これらの情報はCDの焼き込みDDPのエクスポート時に自動的に適用されるため、手動で入力する必要はありません。
  • CDのインポート時にシングルファイルとして録り込む場合、BWF-ISRCエントリーが同時にWAVファイルに書き込まれます。
  • オブジェクト内のISRC表示の新しいオプション

柔軟なプラグイン・ルーティング

Free Plug-in Routing
  • 内蔵エフェクトおよびVSTプラグインの並び順に関しての制限がなくなり、プラグインを好きな順番に並び替えることができます(Object AUX sendsを除く)。
  • 内蔵エフェクトが各トラック/オブジェクトに対して何度でも適用可能になりました(EQ、Dynamics、Distortion、Delayを除く)。
  • サラウンド・エフェクトの並び順を変更可能になりました。サラウンド・エフェクトをそれぞれのチャンネルのエフェクトの前にでも後ろにでも配置可能です。
  • マスタリング・プロジェクトにWAVファイルを読み込む際に“Set track indices on Object Edges”機能により、それぞれのISRC情報を含むCDインデックスが自動的にセットされます。 これらの情報はCDの焼き込みDDPのエクスポート時に自動的に適用されるため、手動で入力する必要はありません。
  • CDのインポート時にシングルファイルとして録り込む場合、BWF-ISRCエントリーが同時にWAVファイルに書き込まれます。
  • オブジェクト内のISRC表示の新しいオプション

ミキサー/エフェクト・ルーティング

Mixer/Effect Routing
  • オブジェクト・パノラマ機能がトラックおよびAUXパンナーであるStereo Editorと同じダイアログを使用するようになり、パンニングに関するさらなるオプション(Panning Law, Presets, Copy L->R, R->L)を提供します。
  • 位相の反転が、Panorama Moduleの位置で演算されるようになりました。 ※ この新機能は旧バージョンとの互換性を持ちません。
  • Stereo Editorに、“2 Channel Panorama”と“2 Channel Volume”のトラック・レベルでの2つの新しいパンニング・モードが追加されました。このモードを使用した場合、Stereo Editorのオートメーション・オプションは使用不可(オートメーション・カーブが無効化)になります。
  • VIPファイルを読み込んだ際に無効な入出力のデバイスが見つかった場合も、自動的には調整しないようになりました。これにより、多チャンネルの出力ルーティングが組まれたプロジェクトを、より少ないチャンネルしか持たない環境で開いた場合でもルーティング内容を保持させることができます。

MP3/AACプレビュー・プラグイン

MP3-/AAC Preview Plug-in
“Encoder Preview”セクションにあるマスタープラグインには、MP3やAACファイルをエクスポートする際のプレビュー機能があります。 ダイアログ内でエクスポート時のセッティングを直接変更することができます。マスタリングのプロセスにおいて、それぞれのエンコーダーの特性を考慮し、 アウトプットの形態に応じた品質(例:Mastered for iTunes)に調整することができます。

スペクトラル・クリーニング

Spectral Cleaning
Spectral Cleaning
  • Spectral Cleaningダイアログで編集対象となるトラックの選択が可能に。
  • 個々のトラックが個別に編集可能に。
  • Leave dialogオプション:演算適用後もダイアログを開いたままにすることができます。
  • Closeボタン:Closeボタンによりダイアログを閉じることができます。既に適用された演算内容はダイアログを閉じても変化しませんが、Undo機能により元に戻すこともできます。
  • Enterキーボード・ショートカット:このショートカットにより演算処理を始めることができます。演算完了後にダイアログを閉じるか開いたままにするかは、オプションで選択することができます。

その他の新機能

More new Features
  • Play/Rec > Move Playback Marker > To Peak Value of All Selected Objects の新たなコマンドが追加され、プレイバック・マーカーのポジションを一番高いピーク値のポジションへ移動することができます。
  • 詳細オプションを含むAAC-HEエクスポートに対応しました。
  • マクロ:“hms”が時間の単位として使用可能になりました。
  • マクロ:“mset.name xxxx”により“xxxx”という名前のマーカーをセットできるようになりました。。
  • 新規作成されたVIPファイルを即座に保存することができ、関連ファイルのファイルパスが意図せず崩れてしまうのを防ぐことが出来ます。
  • System Settings > Effects > Resampling/Bouncing でオブジェクトへのタイムストレッチやピッチシフトのアルゴリズムのデフォルト値を選択できるようになりました。
  • MIDI controllerダイアログに代わって、System Optionsダイアログに“Automation”ページが追加されました。
  • リモートログイン:あらゆるリモート・プロファイルで、ローカルのアドミニストレーション・パスワードでのログインが可能です。
  • ハードウェア・コントローラー、特にEUCONへの対応が強化されました。
  • 32bit版でサポートされているすべてのビデオ・フォーマットが、64bit版でもサポートされました。
  • プログラムのクラッシュ時の検証内容が強化され、インターネットに接続されている場合、即座にクラッシュ・ダンプの情報を送信することが出来るようになりました。